古家リノベ、始めてみたら…? Vol.1 業者選び(大工・職人さんへの直接発注)

解体予定だった古家で、リノベーションが始まった話

この物件は、実は先日初めて成約した物件です。
立地や条件を考えると、正直なところ「購入後は取り壊しするしかないな」
レンタルガレージか駐車場か何かで収益を少しでも上げたほうがいいかも、
そんな前提で話が進んでいた古家です。
建物は築年数もそれなりに経っており、
外観だけを見ると“役目を終えた家”と言っても不思議ではありませんでした。


■ 買主さんの一言で、流れが変わりました

ところが、買主さんから
こんな言葉がありました。「古い家を直すのが好きなんです」

この一言で、この家の進路は
**「解体」から「再生」**へと大きく方向転換しました。
・本当に使えるのか
・費用は見合うのか
・リスクはどこにあるのか


■ リノベーションを始めてみて分かったこと

実際に工事が始まると、
やはり「やってみないと分からないこと」が出てきます。
壁を開けて初めて分かる部分、図面と微妙に違う箇所
「これは想定内」「これは少し想定外」、そんな出来事が、少しずつ発生します。

ただし、大切なのはここからです。

どれも
✔ 致命的な問題ではない
✔ 一つずつ整理すれば解決できる
✔ 事前に知っていれば、必要以上に不安にならなくて済む

そう感じる内容ばかりです。


■ リノベーション=大変、ではありません

よく「古家のリノベはトラブルが多い」と言われます。
確かに、何も起きないということは少ないです。
でもそれは
「危険」という意味ではなく
「想定していないと驚く」というだけの話でもあります。

今回の物件でも、
買主さん自身が状況を楽しみながら向き合われており、一つ一つ冷静に判断されています。
この姿勢は、これからリノベを考える方にとってとても参考になると感じました。


・どんなことが起きやすいのか
・どこまでが普通で、どこから注意が必要なのか


実際に起きた出来事をもとに、
過度に煽らず、正直に
お伝えしていこうと思います。

■ リノベーションで意外と大きい「業者選び」の話

古家のリノベーションを考えるとき、
間取りやデザイン以上に現実的な差が出るのが業者選びです。

例えば、テレビCMなどでよく見る
大手のリフォーム会社に依頼するケース。

この場合、多くは
リフォーム会社 → 下請けの工務店 → 大工
という形になります。

もちろん、
・打ち合わせが丁寧
・保証や体制が整っている
という安心感はあります。

ただしその分、
中間に入る会社の利益が上乗せされるため、
どうしても金額は高くなりがちです。


■ 今回は「大工さんへの直接発注」

今回の物件では、
買主さんが以前から付き合いのある
大工さんに直接工事を依頼しています。

中間マージンがない分、
トータルの工事費はかなり抑えられています。

ただし、ここには
メリットと注意点の両方があります。


■ 安い代わりに、起きやすいこと

大工さんへの直接発注の場合、
見積もりはどうしても
「やってみないと分からない部分」を含みがちです。

古家の場合は特に
・解体して初めて分かる傷み
・追加で直したほうが良い箇所
が出てきやすく、
工事が進むにつれて金額が増えることは珍しくありません。

「最初の見積もりより上がった」
これは、実はよくある話です。


■ それでも結果的に安い理由

ただし重要なのは、
その追加分が
中間業者の利益ではないという点です。

実際に手を動かす職人さんの工事内容が増えた分、
そのまま費用に反映されているだけ。

結果として
・金額は途中で増える
・でも最終的には大手より安い
というケースは、かなり多くあります。


■ どちらが正解、という話ではありません

ここで強調したいのは、
「大手が悪い」「個人が良い」
という話ではない、ということです。

  • 手間をかけたくない
  • 金額を確定させたい
  • 窓口を一本化したい

なら大手は安心です。

一方で

  • 費用を抑えたい
  • 柔軟に判断したい
  • 多少の増減は想定できる

という方には、
職人さんへの直接発注が向いている場合もあります。


■ 事前に知っていれば、不安は減らせます

リノベーションで不安になる多くの理由は、
「想定していなかった」ことです。

業者選びの違いを知っていれば、
途中で金額が変わっても
「そういうものか」と冷静に受け止められます。

何回かに分けて
こうした現場でよくある現実も含めて、
正直にお伝えしていこうと思います。

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